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CICLOVATION Nanoスリック ステンレス インナーケーブル

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 Nanoスリックケーブルの特徴は表面をナノレベルまで研磨し、摩擦を軽減することで、各種コーテイング式インナーケーブルと同等、またはそれ以上のシフトフィーリングを実現するという点。 画像は約1年半ほどシマノSTIレバー(RX400)で使用したNanoスリックステンレスのFディレーラーのインナーケーブルです。 取り外す時点でも特にレバー操作が重くなったり、変速性能の低下は感じていませんでした。 そして1年2カ月ほど使用したシマノ・ポリマーコーテイングのFディレーラーのインナーケーブルが下の画像。 こちらはオーナーさんが体感できる症状としては下記のとおりです。 ①左シフトレバー(フロント)が重い ②Rディレーラーのシフトアップ(重くする動き)がやや遅れる ③リアのブレーキ(キャリパー)レバーの引きがが重くなった。 さて、上の2つの画像を比べてみますと、双方とも巻き上げ部分の癖がついているものの、ポリマーコーテイングのほうはコーテイングが剥がれてしまい、専用ケーブルキャップにカスのように溜まっています。これが上記のオーナーさんの感覚につながっていると思われます。 それに対してナノスリックケーブルは大きく摩耗した形跡がありません。したがって特に性能の低下が感じられなかったのでしょう。 今回はポリマーコーティングからCICLOVAITION NANO スリックに交換したことで上記①~③の症状はすべて改善され、特に左シフトレバーの動きがだいぶ軽くなったことでとても喜んでいただきました。 ★まとめ 『Nanoスリックがコーテイングなしでも同等の性能があることのメリットとは?』 ・コーテイングが剥がれないので耐久性(性能を持続する)に優れている ・ケーブル用のルブ(グリス)の制約がなく、ノーズ付きケーブルキャップなどの専用小物が必要ない 先日のショップ様向けのパーツショーでもご説明しましたが、多くのユーザー様が前述の①から③のような悩みを抱えておりますので、やはりショップ様も関心があるようです。 「Di2も油圧ディスクブレーキも動作ではストレスは少ないけど…お客様の楽しみ方によっては、予算的(維持費とメンテナンス費を含む)にも性能的にもオーバースペックになってしまう」これはおっしゃるとおりだと思います。 そんなときはNANO スリックケーブルを試してください。 Di2と油圧ディスク