traditione ZERO ホイール・ハブのフリーボディ交換 シマノ→カンパニョーロ

おかげさまでロングセラー商品であります弊社のZEROホイールですが、カンパニョーロ仕様につきましては生産を中止させていただきます。

恐れ入りますが、今後はシマノ仕様をお買い上げいただき、別途カンパニョーロ仕様のフリーボディをお買い上げいただき交換していただくシステムとさせていただきます。

今回はシマノ→カンパニョーロへの交換についてご説明させていただきます。

まずは分解

必要な工具は六角レンチ5mmが2本、10mmが1本です。

①左右のサイドキャップを5mmのレンチを使い緩めます。








②片側が緩み外れたら、シャフトに10mmのレンチを用いて残ったキャップを緩めます。

※アルミ製の肉薄シャフトですので工具はしっかりと差し込みんでください。








③非ドライブ側のサイドキャップはこのように3つの部品で構成されています。

矢印の1mm厚のワッシャーを取り出します。








ここからシマノ→カンパの準備です。

まずは交換するフリーボディのダストシールの内側を覗いて確認します。

④-a.フリーボディのダストシールの中にワッシャーがある場合は非ドライブ側のワッシャーを取り外したまま組み立てます。








④-b.フリーボディのダストシールの中にワッシャーがない場合は取り外した非ドライブ側のワッシャーを交換するカンパニョーロボディのダストシールの内側に挿入します。(④-a画像参照)








※挿入時にフリーボディのダストシールを持ち上げないように注意してください。持ち上がってしまったらしっかりと内部に押し込んでください。

ここから組み立てです

⑤新品のフリーボディにもラチェット部の防水シールが付属していますので、ハブのシェルボディの古い防水シールを外すか、フリーボディの防水シールを外します(新品でしたらどちらでも可)








※防水シールが2重になると回転が渋くなります。

※防水シールがしっかり嵌らないと渋くなったり、フリーが機能しなくなります。その場合はしっかりと押し込みます。

⑥シャフトをフリーボディの内部に通しますが、その際にワッシャーを押し出さないよう注意してください。

⑦サイドキャップを戻して完成です。非ドライブ側はワッシャーなしで組付けます。








※今回は交換した新品カンパ用フリーボディにワッシャーが組み込まれていましたので、ワッシャーと防水シールが残りました。フリーボディにワッシャーが組み込まれていない場合は防水シールのみが残ります。







※サイドキャップの締め付けトルクは8N-mです。

※ZEROが使用するラチェットグリスは混合に対して過敏ではありませんが、お使いになるグリスの説明にしたがってください。

※旧仕様のZEROホイールで非ドライブ側のキャップが3分割されない場合は、今回のご説明にはあてはまりませんのでご注意ください。




コメント

このブログの人気の投稿

試乗会でも相性の良さが大好評!Calamita due+ tradizione ZERO ホイール

CASATI LineaOro Classic 試乗車(フレーム&フォーク)販売します。

CICLOVATION<シクロベイション>の入荷と商品についてのお知らせ